発達障がいの方をサポートする就労支援とは(ADHD・LD・ASD)

ワークスタジオ藤が丘様2

生まれながらにして持つ特性によって、仕事や生活のしにくさを感じる方は少なくありません。
近年では発達障がいについて認知度が高まり、少しずつ理解されるようになりました。
それでもまだ発達障がいと社会のつながりは完璧なものではありません。
「一般企業に勤めたけどうまくいかない」「自分に合った職場が見つからない」という方もいらっしゃいます。

そんな就労や自立に向けての一歩を踏み出したいとお考えの際に利用いただきたいのが、就労継続支援事業所です。
支援スタッフがご利用者さまの悩みに寄り添い、無理なくご自身のペースで働ける福祉サービスで、発達障がいをお持ちの方も多くご利用されています。

この記事では就労継続支援事業所がどのようなサービスなのかを詳しく紹介します。
あなた自身の特性に合った職場環境を見つけるための参考になれば幸いです。

目次

就労継続支援事業所とは?

就労に向けてのサポート、就職後の継続サポート

就労継続支援とは、一般企業での就労が難しい方、難しいと感じる方のための福祉サービスです。
スキルアップやご自身の特性に合った仕事ができる他、安定して就労する上で必要な能力を身につける訓練(トレーニング)を提供します。

「コミュニケーションを取ることが難しい」「集中力がない」「文章を読んだり理解したりするのが難しい」など、発達障がいを抱える方の悩みはさまざまです。
就労継続支援では一人ひとりに寄り添い、無理のないペースで着実なステップアップをスタッフと一緒に目指すことができます。

障がい者手帳がなくても利用できる?
はい、就労継続支援は障がい者手帳をお持ちでない方もご利用されています。
ただし、どなたでもご利用できるわけではなく、障がい福祉サービス受給者証が必要です。
受給者証は各自治体から発行され、申請はお住まいの地域の障がい福祉課窓口で行います。
申請は事業所がサポートしてくれるため、手続きが不安な方も安心して申請できます。

こんな特性をお持ちの方が事業所を利用しています

就労継続支援事業所では、以下のような特性をお持ちの方が多く利用しています。

注意欠陥多動性障がい(ADHD)

  • そわそわ動いたり、何かを常に触ったりする
  • 忘れ物や物を失くすことがある
  • 大事な約束でも忘れてしまうことがある
  • 1つの物事に集中するのが苦手

学習障がい(LD)

  • 文字を読むのが苦手
  • 「てにをは」を使うことが難しい
  • 算数、時計など数字に関することが苦手
  • 手先が不器用と感じる

自閉スペクトラム症(ASD)

  • 会話中に相手が感じていることを理解しにくい
  • 物の並べ方や順序などに強いこだわりがある
  • スケジュール管理が苦手
  • 1つの物事に集中しすぎて周囲が見えないことがある

子どもの頃から発達障がいであることが判明して、自立に不安を抱えていた方大人になってから生活のしにくさに気づき、発達障がいがあると分かった方など、さまざまな方が就労継続支援事業所を利用しています。
「苦手なことが多いから」「コミュニケーションを取るのが難しいから」と自立することを諦めず、特性に合った職業や環境を見つけるサポートを事業所で行っています。

就労継続支援の環境、利用するメリットとは

新しい環境に飛び込むには、多くの不安がつきまとうものです。
特に発達障がいの方だと、環境によって受ける影響は人一倍です。
ここでは就労継続支援がどんな環境なのか、また、利用することで得られる具体的なメリットも併せて紹介します。

不安やストレスのない環境作り

不安やストレスのない環境作り

発達障がいの特性として、音や匂いに敏感である、話し合いの場でストレスを感じるなど、環境によって体調を崩すことがあります。
また、事業所に行くまでの間にも不安はつきまとうでしょう。

就労継続支援では、ご利用者さまが安心して働ける場所となるよう一人ひとりに寄り添った快適な環境作りに努めています。
不快と思うこと、嫌なこと、心配ごとは気軽に支援スタッフにご相談ください。

また、体調の急変や通院などで欠勤、遅刻、早退も可能です。
体調が悪い時には無理をせずに休息を取ってください。

豊富な仕事内容から適職を見つけることができる

豊富な仕事内容から適職を見つけることができる

就労継続支援事業所では、豊富な仕事から選択することができます。
そのため、興味があることや特性に合わせた仕事探しが可能です。

興味のあることには作業効率が高い、正確な作業が得意など、その長所を活かせる仕事がきっとあるはずです。
様々な仕事を経験すれば、その中から「楽しいと感じる」「自分の力が活かせる」という新しい世界を知ることができるでしょう。

自分の特性を知り、長所や苦手を克服する糸口を知ることができる

自分の特性を知り、長所や苦手を克服する糸口を知ることができる (2)

ひとえに発達障がいと言っても特性は様々で、ご自身の特性が分からないという方も珍しくありません。
就労継続支援ではご自身の特性を知り、「どんな長所があり、何が苦手なのか」を見つけられる場所です。
支援スタッフや仲間と接すること、仕事を通じて新たな気づきや適職へのヒントを見つけることができます。
さらに、トレーニングの実施や仲間とのコミュニケーションを通じて、苦手を克服する糸口を知ることができます。

社会参加、人とのつながり

社会参加・人とのつながり

就労継続支援事業所には、発達障がいについて熟知している支援スタッフ、同じような悩みを持つ仲間と交流することで、社会とのつながりや居場所を得ることができます。

参加自由のバーベキューなどの社内イベントを実施している事業所もあるので、環境に慣れてきたら参加してみるのも楽しいかもしれません。

ただ、中には人とのコミュニケーションが苦手なご利用者さまもいらっしゃいます。
「黙々と作業に集中したい」「少しは話せる機会も欲しい」「友達が欲しい」など、ご自身のペースで徐々に社会との繋がりを広げられるよう、きめ細やかなサポートと居心地の良い環境を提供しています。

ご利用者さまの体験談

実際に就労継続支援をご利用されている方と支援スタッフから、就労継続支援事業所についての話しを伺いました。

注意欠陥多動性障がい(ADHD)のTさん

現在、清掃のお仕事をさせていただいています。
多動傾向のある特性がテキパキと動く仕事に役立っているように思います。
こういう自分の力が皆さんのお役に立てているのなら嬉しいです。

支援スタッフの声
体力のあるTさんは、元気いっぱいで生き生きとお仕事をされています。
多動性という特性を味方に付け、どんなことでもスピーディにこなしており、毎日成功体験を積み重ねています。

学習障がい(LD)のFさん

苦手と感じる分野は多いですが、料理が好きだったことから、お弁当を作るお仕事をしています。
今までは「自分には何ができるんだろう」とふさぎ込むこともありましたが、料理関係の道に進みたいと考えています。

支援スタッフの声
常に周りの方を気遣ってくれるFさんは料理の知識も豊富で頼もしい存在です。
最初は4時間の短時間勤務から始めていましたが、現在はフルタイムでご活躍されています。

自閉スペクトラム症(ASD)のKさん

前は一般企業に就労していて、いろいろな場面で辛い思いをしていました。
今は事業所でライターやデータ入力、オークションの出品代行などいろんな仕事に挑戦し、適職を探しています。
誰かと協力して作り上げることは苦手ですが、マイペースでできる場所なので楽しくやっています。

支援スタッフの声
もともとパソコンは得意だったようですが、積極的に様々な仕事に挑戦され、さらにスキルを身につけています。
また、ご自身の苦手なことを克服したいと、コミュニケーションに関するトレーニングにも励んでいらっしゃいます。
先日行った社内イベントでは、周りのみなさんと楽しそうに過ごされていました。

働き方を選べる!就労継続支援A型とB型の違い

就労継続支援には「A型」や「B型」というのがあるのを耳にしたことがあると思います。
ここではそれぞれの違いや、事業所によってご利用できる場合がある、グループホームについても紹介します。

雇用契約を結び給料をもらいながら働く『就労継続支援A型』

雇用契約を結び給料をもらいながら働く『就労継続支援A型』

就労継続支援A型は、雇用契約を結んだうえで一定の支援がある職場で働くことができる障がい福祉サービスです。
発達障がいについて熟知している支援スタッフがそばでサポートをしながら働けるので、無理せず取り組むことができます。

最低賃金以上の給料が保障され、年々上昇傾向にあります。
勤務時間は事業所によって異なり、一般的に4時間以上〜6時間未満の事業所がほとんどです。

\その一歩が、未来をつくる/

働く日数や時間が自由な『就労継続支援B型』

働く日数や時間が自由な『就労継続支援B型』

就労継続支援B型は、雇用契約を結ばずにご自身のペースでは働きながら、生活リズムやスキルを身につけられる福祉サービスです。
集中が続かない日は短時間だけ働く、休憩を多く挟むなど、柔軟な働き方が可能なため、安心してお仕事にチャレンジすることができます。

豊富な仕事内容から、「身体を動かし続けられる仕事がいい」「複雑ではなく、自分が楽しめる仕事からチャレンジしたい」と、特性に合わせて選択することができます。

\すべての人に、はたらく喜びを/

まとめ

就労継続支援事業所は「発達障がい理解のある場でサポートを受けながら働きたい」という方に、ご自身のペースで挑戦できる環境を提供する福祉サービスのひとつです。
長所や特性を活かしながら働く可能性を広げ、無理のないペースで社会参加を目指すサポートを行います。
あなたの得意なこと、興味のあることを見つける場としてご活用いただければ幸いです。

名古屋市名東区にある就労継続支援事業所・グループホームのワークスタジオ藤が丘では、一人ひとりの個性や状況に寄り添いながら、日々利用者さまを支援しています。
ライター業務や事務作業などのデスクワーク、おしゃれなカフェでの調理補助や清掃、キッチンカーでのイベント出店、シール貼りなど豊富なお仕事をご用意しています。

ご見学、職業体験をご検討の際は、お電話、メール、LINEにてお気軽にお問合せください。

\スタッフ一同、皆さまからのお問合せをお待ちしています/

事業所スタッフの写真

名古屋市名東区の就労継続支援・グループホーム|ワークスタジオ藤が丘
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